月別アーカイブ: 2010年1月

暗闇の中の対話

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントに参加してきました。

「暗闇の中の対話」というまっくらやみのエンターテイメント。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。(公式ホームページより)

とってもステキな体験だったので、シェアしたいと思います。

本当に何も見えない真っ暗闇の中を進む。
普段当たり前だと思っていることが、ここでは当たり前ではなくて。
はじめは足を一歩踏み出すのにも、勇気がいった。
足の裏から伝わる感触。
聞こえてくる音。
全身で感じる空気感。
仲間の声。体温。
いつの間にか、暗闇は怖くなくなり、自由であたたかい空間になった。
もっと暗闇の中にいたかった。

何も見えない、余計な情報がない状況だから、自分が日々何を基準に生きているかが、ものすごくよく分かる。

初めて会った方と、こんなに短時間でサポートしあい信頼しあえること。
その声に、存在に、とても安心できたこと。

本当に、本当に、あたたかかった。楽しかった。

自分のことを知って新しい可能性に気付くこと。
人の温かさや存在の大きさ。
コミュニケーションの大切さ。
 
頭では分かっているけれど・・・
大切なのは知っているけれど・・・
 
そんなことを、身体と心にストレートに感じる、そんな体験でした。

一人でも多くの方に体験してほしいと思うイベントです。

何回参加しても、そのたびに新しい発見や気づきがあるのでしょうね。

生徒さんや保護者さんたちと参加する機会があったら楽しいだろうなぁ、などと思いながら帰ってきました。

このイベントは、日本での常設を目指しているそうです。
そのためには、たくさんの人にこの体験を、いい体験をしてもらうこと。
その体験の輪が広がっていくこと。

みなさまも機会がありましたら、ぜひどうぞ。

おおくま

ハイチ地震

ハイチ地震のニュースで被災地の惨状を見るたびに胸が痛くなる。

 

一体犠牲者数はどこまでふくれあがるんだろうか。

建物の半分が損壊しているというし、食べ物も薬も医者も何もかもがないと

嘆く人の話を聞いていると、温かいコタツに入ってテレビを見ていることに

罪悪感すら覚えてしまう。

 

募金をしようと思ってインターネットで調べていたら、子供たちは郵便局へ

行ってお年玉を寄付したいと言い出した。ネットを使っても募金ができるの

だけど、子供たちはちゃんと自分の手で自分のお金を出したいらしい。

 

今日は郵便局がお休みだから、月曜日に時間を作って一緒に行くことにしよう。

それまでに彼女たちの気持ちがさめていなければいいのだけれど。

 

高木

家庭内の言語環境について

前回9月のブログで「理由付け」というお話しをしました。

今日は、家庭環境という話しをしてみたいと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんは、周りの声を聞いて、まず音韻を覚えます。言語習得の初期段階です。

その後、言葉を発するようになってきます。この段階では、日本語と英語という区分けは当の赤ちゃん

にはありません。

それが、3歳、4歳となるごとに、日本語、英語という区分けが少しづつできてきます。例えば日本語を

話すお母さんには日本語、英語を話すお父さんには、英語をというように区分けして話すようになって

くると思います。

そして、幼稚園、小学校に入るようになると、家庭以外の言葉の影響が圧倒的に多くなってきます。

その段階から、お子さんの日本語能力の保持の分岐点になってきます。

幼いお子さんの言語能力は、あくまでも本能に基づいて吸収していきます。そういう脳の構造になって

いるんですね。学習しようとして無理やり詰め込んで習得する大人の学習法とは違います。

つまり、お子さんの意識の中で、この「言語は必要なんだ」という理由付けが必要なのです。

一番良い、「理由付け」は、One Person One Langugaeということを家庭で実施する事です。

例えば、家の中ではお母さんが日本語で話し、お父さんは英語で話すということをちゃんと区分けして、

子供の中のルールとしているとそれが子供の中での理由付けになります。子供の脳は、必要と思わ

ないことは、あまり憶えません。

大人であれば、将来留学する夢があるとか、仕事で外国語の習得が必要という、自分自身で目標を作り、

習得します。

しかし、幼いお子さんの場合、もっと身近なことで理由付けが必要なのです。

小さい子供の場合、理屈で教えるのではなく、そういうものだという事を子供さんの中のルールにして、

実施ことが大切です。

また、一人の人間の話す表現や、語彙というのはやはり限られてしまいます。

それを補う上でも、本を読んであげたり、国語の勉強を少しづつでも続け、一人の人間から吸収する表現以外

のことを学び、言語としての補填をしてあげてください。

荒野

他国にない日本のよいところ

あけましておめでとうございます。

新年があけました。

日本も先進国になってきて、すごく欧米化してきたといわれますが、季節ごと伝統行事と触れる

たびに、何か、日本人を感じるとがあります。

その日本人が大事にする事の一つに「節」があると思います。 これは、欧米にはなく、日本に

ある良い事ではないかと思います。

特に年末からお正月にかけて、一つの目に見えない「節」があります。

欧米では、Winter break という表現になると思いますが、日本人にとっては、お休み以上のものが、

この節目にあります。

年末に、大掃除をして、いろいろなことをなるべく片付け、大晦日に年越しそばを食べる。そして、紅白

歌合戦を見る。 元旦になり、なにか新しい自分がそこに居ることを感じます。

そして、今年の目標とか、何か心に誓うことを行い、なんか、気持ちの中ではちょっと生まれ変わった

ような意識が生じます。 これは、日本人が考えた、生活の知恵かもしれません。

なにか新たな気持ちになれるといういうのは、そういうことが無いよりもあったほうが、絶対にいいと思い

ます。

お金をかけてバケーションに行き、心身ともにリフレッシュすることも一つですが、日本人の大掃除をして、

年越しそばを食べて紅白歌合戦をみて、お正月に、初詣に行き、おせち料理を食べる。 これはお金を

かけずに、心身ともにリフレッシュさせる、日本人の生活の知恵かもしれません。

今年も宜しくお願い致します。