今回中国で、信じがたい事故が起きてしまった・・・。
中国浙江省温州市で起きた高速鉄道の衝突・脱線事故について、当初、証拠隠滅するような中国政府の通常問題なしとして、まず事故車両を片づけて運転再開する行為。どうしてそういう判断になるのか理解できなかった。
人命救助を優先し、尊重してほしいと追及する遺族や庶民の気持ちを無視している。これって、同じ国民?政府と庶民の気持ちの不一致?不思議な気持ちである。
政府のやることが信じられない、これは世界中どこでも庶民の思うことかもしれないけれど。
遺族の方々の懸命な抗議により、調査・原因究明などが行われることになり、真実が明らかになってきた。しかし一度証拠隠滅などのような行為がなされると、どこまでが真実なのか、今回の報道は本当に信じられるものなのか、鉄道省の人たちの声に、疑いを持ってしまう。犠牲者した(負傷した)方々、遺族の方々の気持ちになって考えると、証拠隠滅などの行為は為されるものではない、できるはずのないものであると思ってしまう。
まだ生存しているかもしれない、電車走行優先するよりも、人命救助を第一優先にしてほしかった。
後日、鉄道省幹部は、列車運行管理センターにあるデータ収集装置のソフトウェアに重大な欠陥があったことが原因だと明らかにした。ソフトの欠陥によって、後発車両に示す「赤」でなければならない信号が「青」と誤表示され、後発列車が先発列車に衝突したとの見方を示した。中国国営の新華社が30日に伝えた。焦点となっている信号の誤表示の詳しい原因について、鉄道省幹部が言及したのは初めて。高速鉄道が持つべき多重的な安全システムが機能しておらず、鉄道当局のずさんな安全管理が改めて問われることになりそうだという。事故のきっかけは落雷による信号設備の故障。故障で先発列車が正常な運行情報を得ることができなくなり、一時停止後に速度を落として走行。後発列車には赤信号を表示する必要があったが、ソフトのプログラム設計の欠陥で青を誤表示したという。同幹部は「事故は現場の管理能力の不備と、鉄道企業の安全対策が薄弱だったことを示した。人員の緊急対能力を高める必要がある」と述べ、ずさんな安全管理と緊急対応の習熟度の低さを認めた。
認めたのはよいとする。しかしその対応のタイミングが問題だと思う。世界中の高速鉄道など、早くて便利を競うものが次々に開発され、人間は、便利なもの、新しいものに、夢中になってしまう。たしかに便利なものは、魅力的ではあるけれど、そこに頼ってばかりではいけないように思う。古いものは、たしかに不便で時間がかかってしまうこともある。でも、そこになにかよさを感じることもある。速いものがよいという考え方を見直すときではないか。そんなふうに思ってやまない。
今回の高速鉄道脱線事故について、中国政府の対応に、遺族の方々の気持ち、負傷した方々の気持ちを考えると、憤りを感じてしまう。そして・・・
いま便利すぎる世の中、あらゆるものが便利に、高速化される、そしてそれがよいとされる社会、なにか疑問を感じるのは私だけでしょうか。
丸山裕子